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ピアノ調律師の仕事

ピアノ調律師の仕事

ピアノ調律師~ピアノとともに歩んできた技術職人~

楽器の持ち主にさえ内部の調整を許さない数少ない楽器、それがピアノです。そして演奏者が望むタッチや音色をつくり出すために、いつの時代にもピアノとともに歩んできた技術職人がピアノ調律師です。

ピアノ調律師は、ピアノという楽器とそこから生まれるすべての音楽が愛され続ける限り、その音色を守り続けていくために、なくてはならない存在です。


ピアノの種類

バイオリン製作に必要なことは幅広い知識の吸収と、技術追求の心です。
ピアノには大まかにグランドピアノ、アップライトピアノ、エレクトリックピアノ、電子ピアノなどがあります。

本来ピアノとはグランドピアノのことです。平型で3本足、弦を水平に張ったピアノ本来の形のピアノで胴体を水平に横たえている形です。アップライトピアノは、一般の家にも置けるように限られた設置面積でピアノ演奏ができるよう、弦を縦に張った縦型でコンパクトにしたピアノです。エレクトリックピアノは通常のグランドピアノやアップライトピアノと同じように弦が張ってありますが、そのままでは音が小さいので、電気的に音を増幅する鍵盤楽器のことをいいます。

電子ピアノはピアノの音をデジタル録音したものが音源となり、これをアンプで増幅してスピーカーから発音します。ピアノに近いタッチ感ですが、電子音のため、ひろがり感・余韻に乏しい。

1.鍵盤:指の動きをアクションに伝える、シーソーのような仕組。

2.アクション:鍵盤からの動きを弦を叩くまでの動きに変換します。アクションの中にはダンパーという、音を止める仕組みも 組み込まれている。

3.弦:音とは空気の振動です。弦は、この振動を作り出します。ハンマーによって叩かれ、響板に振動を伝えます。

4.響板:弦の振動をピアノの豊かな音色へと増幅します。

5.ペダル:音をのばすダンパーペダル。音をソフトにするソフトペダルの動きをアクションに伝え、効果を出します。


ピアノの音
整調とは?

整調とはピアノの専門用語でタッチの調整をさします。鍵盤を押してから音が鳴るまでに、ピアノのあの箱の中ではおよそ200個の部品が動きます。鍵盤の高さを均一にそろえたり鍵盤を弾いときの沈む深さを均一にそろえたりと、その他にもいろいろな調整をひとつひとつ行い、88鍵すべての弾き心地をそろえます。

整音とは?

ピアノの音はハンマーと呼ばれる部品が弦を打つことによって音が出ます。そのハンマーの質によってピアノの音色は大きく変わります。ハンマーはフェルトを固めたものでできていて、このハンマーの硬さがまちまちであったりすると、88鍵の音色はばらばらになってしまいます。整音というのは、ハンマーに針を刺したり、ヤスリをかけたりして、音色を整えていく作業です。


こんな職業へすすむ
■楽器店

調律や修理以外にも、営業や音楽教室の管理・運営なども仕事に含まれている。営業といってもその内容はさまざまで、定期的な調律の売り込みや店頭での楽器・楽譜の販売などがある。調律の仕事の対象は、ピアノの先生、音楽教室の生徒宅、個人宅、学校、ホールなどピアノがあるところにはどこにでも出張する。

■調律事務所

主な仕事は、ピアノの調律、修理、調整、営業のほか、経理など事務的なことが含まれることがある。現場に出る機会が多く、努力次第では就職後早い時期から即戦力となることがある。時間の制約がつきものである現場での的確な状況判断や応用力は不可欠といえる。

■工房・ショールーム

近年、ピアノの解体・修理・再調整を行う技術者の需要は大きい。基本となる技術はもとより、構造的な知識とそれに伴う修理・調整技術も必要。工場とショールームが併設されているところも多く、接客などの営業もピアノ全般の知識が必要。

■ピアノメーカー・製造

ピアノを作るということは、調律師に限らず、多くの人が魅力に感じる職業のひとつ。ピアノ製造に関わる技術者は調律師という顔も持ち合わせていることが多い。製造に関する技術は、構造や設計の知識をもとに、一から学び、身につけていかなければならないことばかり。工場にショールームが併設されているところも多く、出荷前のピアノの調律や接客等の営業も大切な仕事のひとつ。

■調律工具店

ピアノを調律・調整する場合、一般のお店では売られていない工具を使うことがほとんど。その工具・ピアノ部品などを扱うお店。調律師を相手に工具・ピアノ内部の部品を販売する。調律・その他の修理・ピアノ内部に関しての知識が必要。

[撮影協力:ESPミュージカルアカデミー