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バイオリン製作者になろう!

バイオリン製作者になろう!

バイオリン製作者~バイオリンができるまで~

素晴らしい名器を次の時代に残したい

時代やジャンルに左右されることなく必要とされる楽器、それが「バイオリン」です。バイオリン業界に求められているもの‥‥それはストラディヴァリウスなどの素晴らしい名器を次の世代に残すこと。そして今後、バイオリンに携わるスペシャリストとして活躍し、それに勝るバイオリンを作り出すのはあなたです。


バイオリン製作に必要なこと

バイオリン製作に必要なことは幅広い知識の吸収と、技術追求の心です。
基本の木工作業では道具の使い方、研ぎ方、接着の仕方などの技術や知識が必要です。さらに仕上げに必要なニス塗りなどの技術がなくてはなりません。就職してからも必要なセットアップ、駒・魂柱のセッティング、ワレの修理なども学んで欲しいと思います。

そして、バイオリンをより深く理解するために、またこの業界で仕事をしていくうえで、演奏技術も重宝な要素のひとつです。レベルは関係なくも演奏ができたほうが良いでしょう。


バイオリン豆知識
[ストラディヴァリ]

1600年代後半~1700年代前半に活躍した名工。ストラディヴァリウスは彼の作品のこと。

[ビオラ]

バイオリンより少し大きい楽器。バイオリン属。

[チェロ]

バイオリン属の大型楽器。楽器を両足ではさんで弾く。

[アーチ]

表板、裏板のふくらみ。製作者によってふくらみ具合は異なる。

[ニス]

バイオリンに使われている天然の塗料。多くは樹脂からなる。

[魂柱]

内部に立っている円柱の棒。立てる場所によって音色が異なるため、非常に重要なもの。

[バスバー]

表板の裏側に接着されている板。力木ともいう。

[エレキバイオリン]

エレキギターと同様に、ピックアップで弦の音を拾い、アンプから音を出す仕組みになっている。

[マエストロ]

イタリア語で親方のこと。ドイツではマイスターという。

[“f”字孔]

表板に左右対称にあいている“f”の形をした穴。製作者によって形は微妙に異なる。

[パフリング]

バイオリンの縁にある黒い二重線のこと。埋めているものが主流だが、描いているものも、なかにはある。

ギタークラフトマンの活躍場所

■リペア工房

楽器の修理、調整、弓の毛替えなどがおもな仕事。プロの演奏家の楽器からアマチュアの楽器までさまざまな楽器を扱うので確実な技術が必要です。工房で何年か経験を積んで実力を身につけてから独立する人もいます。

■製造工場

量産バイオリンを作るところ。ひとつの楽器をひとりで作る個人作業と違って、工程ごとに担当者が決まっています。工場とはいえ手作業によるところが大部分ですから、きちんと技術を身につけておくことが必要です。

■販売店

販売店には比較的小さな弦楽器専門店と、弦楽器以外に管楽器やピアノなども扱う総合楽器店があります。弦楽器店の場合、販売のほかに簡単な修理や調整を行ったりするところもあるので、接客はもちろん、楽器やパーツの知識、修理技術が必要です。

■卸・輸出入業

海外から楽器やパーツ、材料などを輸入し、販売店に卸す仕事。営業部門、リペア部門などがあるので、楽器に関する幅広い知識とともに確実な修理、調整技術が必要です。

[撮影協力:ESPミュージカルアカデミー